建築営業

お客様と社内の橋渡し役

建築営業

お客様と社内の橋渡し役

墨谷は入社後、現場での施工管理や学校法人への出向を経て、2019年から本社建築営業本部に所属している。顧客のプロジェクトを成功へと導くべく、顧客担当者との関係構築や社内への情報共有を密に行い、顧客の「想い」を具体化するのが彼の役割だ。「お客様ごとに、ニーズや置かれている状況は異なります。しっかりとお客様の声に耳を傾け情報収集を行い、お客様のご要望をカタチにするために、社内外の関係者と連携を取りながら提案する仕事です。そのうえで、案件の受注につなげていきたいですね」

INTERVIEW

墨谷 俊郎の写真

墨谷 俊郎

TOSHIRO SUMIYA

工学研究科 建築学専攻 修了
2013年入社

※内容は取材当時のものです

仲間と達成した地図に残る仕事

大成建設の総合力を発揮させる

墨谷は進むべき道で悩んだとき、一つの判断基準を持っている。

「『誇りを持てる自分となれる選択かどうか』は、私が大切にしてきた価値観です。『心血を注ぐことができる物事か』『人から尊敬される仕事であるか』といった、人間性を磨くことのできる選択を、人生の節目節目で行ってきました」

高校で強豪サッカー部に入部したときも、空間の創出に魅了され、建築の道に進むと決めたときも、「誇りを持てる自分」を追求するためだった。だからこそ、世界中で数多くのプロジェクトを手がける大成建設の社員が、輝いて見えた。建築の技術者として、世界中で地図に残る仕事に取り組みたい——。大成建設への入社を決心した。

転機が訪れたのは入社6年目のこと。庁舎やコンサートホール、倉庫、工場など様々な現場に従事し、技術者として研鑽を積んでいたところ、新たな配属先として営業部門を打診された。

「驚きが大きかったです。もともと技術者のプロになりたいと思って入社しましたし、建築営業は豊富な現場経験がないと務まらないと考えていました。ただ、会社を代表してお客様を支援し、大型プロジェクトの受注を目指す仕事は、純粋に『誇りを持てる』と思えたんです。新たなスキルを身につけるためにも、営業で活躍したいと考えるようになりました」

まず携わることになったのは、大型再開発案件の競争入札。先輩社員のサポート役として、提案書の作成業務に従事した。しかし墨谷は、これまで競争入札に関わった経験がなく、入札までの流れや必要書類も把握できぬまま、入札準備を進めなければならなかった。期日が差し迫る中で、関係各所と連携しながら提案内容をまとめる仕事は、想像以上に骨の折れるものだった。右も左も分からない状態ではあったが、必死に食らいついていく中で見えてきたこともあった。

「お客様からはコストや工期、環境・安全配慮など様々なご要望をいただくのですが、それに対して施工や設計、積算、環境系の専門部署など、各分野のプロフェッショナルたちが集結して内容を検討していきます。困難な課題であっても、幅広い視点から解決に導くことができるのは大成建設ならではの強みだと感じました」

営業は顧客の相談役を務めるだけではなく、大成建設の提案力を最大化するために、社内の連携を図るのも重要な役割である。競争入札は落札には至らなかったものの、墨谷は貴重な学びを得ることができた。そして現在は、物流業などの顧客を中心に新築・改修工事の提案に奔走している。

「些細なことでもお客様から頼られ、感謝される営業。ゆくゆくは、そんな担当者になれたら嬉しいです」

墨谷は営業のプロフェッショナルとして、「自分を誇れる社員」になるべく奮闘を続けている。

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仕事について

  • 仕事のやりがいは何ですか?

    お客様からは様々なご要望・ご相談があり、どうすればご満足いただけるか、悩む場面もよくあります。しかし、社内の関係部署に協力を仰ぎ、密にコミュニケーションを取ることで解決に近づくことができます。その結果として、お客様から感謝していただけたときは嬉しいです。またお客様の施設について構想段階から参画し、一緒になって空間づくりができることは、営業職としての大きな醍醐味であると感じます。

  • 入社理由は何ですか?

    学生時代に観たテレビドラマや本の影響を受け、漠然と「建築の技術者って格好いいな」と感じて建築の道に進みました。大成建設には幅広い部署や職種があり、多岐にわたる案件を手がけていた点が魅力的でした。また海外勤務をしていた父の背中を見て育ったので、いつの日か世界を舞台に仕事をしてみたいとも思っていました。大成建設は海外プロジェクトにも数多く取り組んでいたため、「世界中で地図に残る仕事にチャレンジできるかもしれない」と思い、入社を決めました。

  • あなたにとって「地図に残る仕事。」とは?

    人の役に立つ建物づくりへの貢献だと考えています。私たちの直接的なお客様は発注者になりますが、その先には建物を実際に利用する人がいます。そうした人々の役に立つ仕事をすることこそ、「地図に残る仕事。」の価値だと思います。私は仕事をしていく中で、これからつくる空間で誰かが喜んだり、楽しんだりする姿を想像すると、モチベーションが上がります。そんな仕事に数多く携わり、人の役に立つ建物を生み出していきたいです。

  • 今後の目標を教えてください

    担当しているお客様のことを熟知した、営業のプロになりたいと思っています。お客様にとって最適な提案を行うためには、いただいたご要望やご相談に、そのままお応えするだけでは足りません。お客様の事情に精通し、潜在的なニーズを汲む必要があります。お客様のご期待を上回る提案を行い、「墨谷を信じれば大丈夫」と思っていただける営業担当になることが目標です。そのためにも、営業力・建築知識を磨いていきたいと考えています。

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