積算(建築)
大成建設を裏で支える
積算(建築)
大成建設を裏で支える
積算はプロジェクトを遂行するにあたり、どれくらいの予算がかかるのかを算出する仕事。2016年に入社した中西は、積算の専門家として数多くのプロジェクトに携わってきた。「私たちの計算したコストが、会社の利益に影響するため、入札案件の提案時だけでなく、受注後も常にコスト管理を行わなくてはなりません。施工管理など現場の社員と比べると人数は少ないのですが、その存在は非常に大きいと自覚しています」
INTERVIEW
中西 美帆
MIHO NAKANISHI
理工学部 建築学科 卒
2016年入社
※内容は取材当時のものです
仲間と達成した地図に残る仕事
プロジェクトの遂行にコスト面で貢献する
中西は図面と格闘していた。2017年から2018年にかけて、馬術競技が行われる施設の国家プロジェクトに携わり、建設に必要な部材の積算を担当。設計図面を見ながら、どの部材にどれほどのコストがかかるのかを計算し、現場と連携を行う。国家プロジェクトの一端を担う仕事だけに大きな使命感を持っていたが、待ち受けていたのは見たことも聞いたこともない資材だった。
「馬術競技に使う施設なので、馬に関連する資材などの見積りが数多くありました。図面を見ながら必要な部材の価格を調べようとしても、そもそも馬を飼うために何が必要なのかも分かりませんでした」
通常のオフィスビルや庁舎の建設であれば、ある程度必要とされる部材は見当がつく。ところが今回は、「鞍(くら)」や「手綱(たづな)」など馴染みのない用語ばかり。まずは求められている部材が何に使われるのかを調べるところから始めた。
「インターネットで検索し、価格が分からなければ専門会社の担当者にアポイントを取って話を伺いました。海外メーカーでしか取り扱っていない部材で、取り寄せた見積りが全て英語だったこともあります。最初は戸惑うことも多くありましたが、自分の知らない世界を知ることができる面白さもありました。さながら商社のような仕事だったかもしれません」
分からないことがあれば、すぐ調べて人に聞いてみる。そして様々な人と関われるようになっていく。「まずやってみよう」とする行動力やチャレンジ精神が身に付いていった。
積算の主な役割は工事中や入札時における原価管理。大成建設のプロジェクトにおいて、どの工程でも欠かすことができない。大成建設が案件を受注し、利益を生み出していくためにも重要な存在だ。
「まだ経験は浅いですが、様々な用途や規模の案件に携わることができています。馬術競技施設のプロジェクトのように、若手のうちからそうした大きな仕事を任せてもらえ、少しずつ私自身の財産になっていると実感しています。積算は会社の業績に直結するためシビアな仕事ではあるものの、その分、存在意義が大きいと感じています」
大成建設は様々な分野のプロフェッショナルたちが集まり、一つのチームを成している。中西は積算の専門家として、大成建設に貢献する。
仕事について
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仕事のやりがいは何ですか?
オンリーワンの、ものづくりの最前線で仕事ができることだと思います。再開発事業などでは街全体が新たに生まれ変わることもあるため、大成建設のグループ理念である「人がいきいきとする環境を創造する」を体現するように、人々の暮らしに貢献することが可能です。そうした社会的意義の大きさを感じながら仕事に取り組めることが、大成建設で働くことの醍醐味だと思います。
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入社理由は何ですか?
中学時代の塾の先生に「建築」という学問があることを教えてもらい、その頃から建設業界に興味を持っていました。就職活動中は建設会社だけでなく、ハウスメーカーなども志望していましたが、大成建設の仕事はスケールが大きく、ダイナミックなため、とても魅力的に感じていました。最終的には、大学の先輩が当社の積算部で働いていたのがきっかけで、具体的に働く姿をイメージでき、大成建設への入社を決めました。
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あなたにとって「地図に残る仕事。」とは?
日本の歴史に建設物という形で残り、また人々の記憶にも残る仕事だと思います。自分の携わった仕事が世に残り、地図を描き換え、新たな歴史を刻んでいきます。世代を超え、子どもから孫の世代まで残り、利用されるものをつくることが、私たちの使命であると思っています。
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今後の目標を教えてください
基本的には今後も、積算担当としてのキャリアを歩むことになります。積算は工事における様々なプロセスで必要とされるため、求められる知識の量も膨大です。社内のみならず、協力会社や取引先など、より多くの人と関わり合うことで、建設に必要な総合的な知識を身に付けたいと考えています。積算の仕事は現場の施工や設計とは異なりますが、私の力を発揮できる最高の場所だと感じています。
同僚からのコメント
中村 拓人
積算(建築)
中西さんとは2019年から同じ部署で勤務しています。中西さんは直属の部下に当たりますが、多くの案件を一緒に進めています。明るく前向きな性格なので、外部の人とも積極的にコミュニケーションを取って仕事に取り組んでくれていると思います。今でこそ若手の女性社員は増えてきていますが、管理職や役員などは男性がほとんどです。中西さんには将来的に会社を牽引するような存在になってほしいですし、私自身もそうした環境をできる限り整えてあげたいなと思っています。
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