社員座談会
SESSION
建築若手社員座談会
建築若手社員座談会
先輩の残した軌跡が、
後輩の道標に
大成建設の若手社員たちは、日々どんなことを感じながら仕事と向き合っているのだろうか。今回は、とある学校建設のプロジェクトに配属されている建築の若手社員5名に集まってもらい、建築現場の雰囲気や大成建設の魅力について、ざっくばらんに語ってもらった。
※内容は取材当時のものです
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石塚 皓一朗
KOICHIRO ISHIZUKA
2017年入社。神奈川県出身。小学校から大学までサッカーを続けており、今も時間があるときは観戦に行く。最近はサウナに熱中しており、2週間に1回のペースで通っている。サウナ後に水風呂に入り、「ととのう」のが至福の瞬間。
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伊村 太朗
TARO IMURA
2018年入社。神奈川県出身。趣味はサッカーで、観るのもプレーするのも好き。横浜F・マリノスのファンである。最近はテレビアニメにはまり、お酒を飲みながらアニメを観るのがオフの過ごし方になっている。
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伊藤 航平
KOHEI ITO
2020年入社。東京都出身。学生時代はラグビーに励んでいたこともあり、現在の趣味は身体を鍛えること。仕事や予定がない日は、ジムに通い汗を流している。ベンチプレスは90㎏をあげる。ジム後の岩盤浴も楽しみの一つ。
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福島 蒼佑
SOUSUKE FUKUSHIMA
2021年入社。東京都出身。趣味はサイクリングと漫画を読むこと。大学時代に購入したロードバイクに乗り、休みの日は友人と自転車旅に出かけることが多い。様々な街の景色を楽しみながら、心身共にリフレッシュしている。
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笈川 蒼士
AOSHI OIKAWA
2021年入社。埼玉県出身。小学校から大学までは野球少年。西武ライオンズのファンで、学生時代はよく観戦に行っていた。また年に100冊近く本を読むほどの読書好き。最近は一級建築士の取得に向け、勉強に励む。
入社の決め手
現場から感じ取れる、
自由闊達な社風
- 本日は現場での様子や社員同士の雰囲気についてお聞きできればと思います。よろしくお願いします。
- 一同よろしくお願いします!
- 早速ですが、皆さん若手社員ということで、大成建設への入社理由からお聞かせいただけますでしょうか?
- 石塚じゃあ、一番若手の二人から行こうか。
- 福島僕はインターンシップに参加したことがきっかけですね。現場を見に行ったときに、社員同士が立場・年齢に関係なく、フレンドリーに意見交換していたんです。若手の方を見ていても、率先して職人さんたちとコミュニケーションを取ったりしていたので、色々な仕事を任せてもらえそうだなと思えました。
- 笈川僕の場合は偶然、大学OBの所長がいる現場に行かせていただいて、その方が社員の方や職人さんと白熱した議論をしていて、純粋にかっこいいなと思ったんです。意見を出すときはハッキリ言うけれど、部下や職人さんの意見を最後まで聞いたうえで発言する。こんな現場で働きたいって、素直に感じました。
- 福島現場でバリバリ働いている姿を見ると、憧れるよね。石塚さんはどうでしたか?
- 石塚建築学科出身だったから、必然的に建設業界を視野に入れていたんだけど、やっぱり印象的だったのはインターンシップに参加したときかな。現場見学のときに、若手社員の人が色んな意見を出していたんだけど、それを上司の人がきちんと聞いて受け入れていた。よく「風通しが良い」って表現されるけど、若手が意見を出せて、それをサポートしてくれる環境が風通しの良さなのかなって感じたね。
- 伊藤僕も石塚さんと似ていて、やはり現場の雰囲気が決め手になりましたね。良い意味で先輩と後輩の壁がないように感じました。後輩であっても「こうした方がいいのでは」と思うことは発言できるし、話しやすい雰囲気を先輩がつくってくれている。加えて、意見が間違っているときは、何が違うのかを丁寧に教えてもらえる様子が伺えましたね。
- 石塚やっぱり現場に行って雰囲気を肌で感じるのが良いよね。
- 伊藤伊村さんはいかがですか?
- 伊村自分の場合は、みんなと逆なんだよね(笑)
- 笈川逆というのは?
- 伊村みんなと同じくインターンシップで現場に行ったんだけれども、あまりフレンドリーな印象は受けなくて、むしろ緊張が張り詰めたような感じだった。作業工程的にも、ミスが許されないような状況だったんだと思う。ただ自分は、むしろ厳しいくらいの環境の方が成長できるだろうと思って、その雰囲気が良いなと感じたんだ。
- 石塚現場の感じ方は人それぞれだよね。大成建設の現場は、一つひとつが独立した会社のような存在だから、現場によって雰囲気も変わる。
- 伊村石塚さんの言う通りで現場ごともそうだし、企業によっても社風は変わるから、様々な会社の現場に行ってみることが大切だと思う。
若手社員のホンネ
成長するためには
主体的に取り組むことが大切
- 入社理由を聞いた流れでそのままお尋ねしたいのですが、実際にご入社されてみて、就職活動時代に感じていた大成建設の魅力とのギャップは、いかがですか?
- 笈川お世辞を抜きにして、インターンシップで見た現場よりも良い雰囲気のなかで働けていると思います。ここにいる石塚さん、伊村さん、伊藤さんたちが明るい雰囲気をつくってくださっているので、コミュニケーションが取りやすいですね。良い意味のギャップだと思います。
- 伊藤なんか言わせてるみたい(笑)
- 笈川そんなことないですよ(笑)
- 福島僕も笈川に同感です。僕らはここが初めての現場なので比較はできませんが、先輩の年齢が近いので質問しやすいですし、職人さん含め近い距離感で仕事ができているなと感じます。逆に先輩方はいかがですか?
- 伊藤僕もここが初めての現場だけれど、配属された当初から、分からないことは何でも聞きに行ける雰囲気だと思うね。ただ、1年目の頃は「分からなくて当然」のような立場だったのが、福島や笈川のような後輩が入ってきたことによって、自分がきちんと教えないといけない立場になった。今度は聞きやすい雰囲気をつくる側に回ろうというのを意識しているよ。
- 福島それが聞けて嬉しいです。
- 伊藤伊村さんと石塚さんは他の現場経験があると思うんですけど、いかがですか?
- 伊村自分は新人の頃に配属された現場が、先輩社員が少ないところで、実はなかなか相談ができなかった。だからとにかく自分でやってみて、失敗を重ねて学んでいく感じ。大きなミスは上司に相談して解決したけど、自分でできる仕事は一人でやっていたね。分からないことがあれば職人さんに何度も聞きに行っていたし、たくさん失敗して、たくさん怒られたかな(笑)
- 伊藤大変そうですね……。
- 伊村大変だったけれど、その分、人一倍経験したから成長は実感できている。現場によって環境は異なると思うけれど、そこで何を吸収できるかは自分次第だと思うな。だから福島や笈川が、自分たちを頼りすぎてしまっても、あまり良くないなと思うときもある。まずは自分で考えて実践して、ダメだったら聞きに来るくらいが良いのかなと。ダメだったときは自分たちが軌道修正するから、もっと主体的に挑戦してもらえたらなと思う。
- 石塚良いこと言うね。僕も前の現場と比べてみても、ここはすごく意見が出しやすいなと感じる。それはこの場にいない上司を含め、全員でコミュニケーションが取りやすい職場づくりができているからだと思う。僕や伊村はこの現場では中堅くらいの位置付けになるから、自分たちのスキル向上はもちろんのこと、後輩たちの成長にも目を配らないといけないね。
- 福島&笈川ありがとうございます!
今後の目標
明るい現場でキャリアを育む
- では最後に、皆さんの目標をお聞かせください。
- 伊村年次が上がるにつれて責任や仕事内容は変わると思うんですけど、常に明るく楽しい現場をつくれる人になりたいですね。
- 石塚それは社内外関係なく?
- 伊村そうですね。大成建設の社員だけでなく、お客様や設計事務所、協力会社の人たちがいてこそ成り立つ仕事なので、どんな人に対しても楽しさや付加価値を届けられる人を目指しています。「この仕事は伊村に任せておけば安心だな」とか、「伊村と話していたら、楽しく作業できるな」って思ってもらいたいですね。
- 石塚伊藤はどう?
- 伊藤最終的な目標で言うと、心に余裕のある人になりたいです。与えられた仕事だけで精一杯になるのではなく、知識と経験を蓄え、物事に柔軟に対応できるようになること。加えて、先輩方のように、自分で風通しの良い環境をつくっていきたいです。
- 石塚普段から心がけていることがあれば、聞きたいな。
- 伊藤個人的な意見ですが、若手の社員がいなくても、工事は進められると思っています。そこまでスキルもないですし、できることも限られていますから。でも、だからこそ、早いうちから先輩の仕事を奪う勢いで、自分から行動していかないといけないと思っています。未来の大成建設の現場を引っ張っていくのは僕たちです。当事者意識が必要かなと思います。
- 伊村社員一人ひとりがそう思ってくれれば、組織全体も成長していくだろうね。
- 石塚新人の二人はどうかな?
- 福島まだ入社して間もないので、まずは目の前の仕事をしっかりとこなしていきたいと思います。また先輩方のように、職人さんと上手くコミュニケーションが取れるようにしたいです。
- 石塚やっぱり、コミュニケーション面で違うなって感じる?
- 福島はい。例えば職人さんの作業が二度手間になってしまい、次の作業をお願いしづらいような雰囲気のときも、伊藤さんは穏やかな口調で意見を通しています。そんな姿を見て勉強しています。
- 笈川それ、伊村さんに対しても思います。「〇〇さんお願いしますよ〜」と職人の方にも良い意味でフランクに接していて、上手く懐に入っていくような感じです。そういう接し方ができれば、もっと円滑に仕事も進められるのかなと。
- 伊村あれ、そんな感じかな(笑)
- 笈川僕と福島は、幸運にも年の近い先輩方が同じ現場にいます。なので、分かりやすい道標はできていると考えています。自分がその年次になったときに、先輩方と同じような仕事ぶりができていないといけない。早く追いつけるように、日々努力を重ねたいと思います。
- 伊村これから失敗もたくさんすると思うけど、自分の力になるから、前向きにトライしてみよう。
- 笈川はい。頑張ります。最後に石塚さんはいかがですか?
- 石塚これからも経験を積んで、頼りにされる人材になることかな。性格上、あまり先頭に立つのが得意ではないからこそ、工事の段取りには人一倍気を配って、スムーズに現場を回していきたい。あとは、後輩のフォローは言わずもがな、しっかり行っていきたいな。
- 福島&笈川よろしくお願いします。
- 伊村現場はときに厳しく大変なこともあるけれど、だからこそ、明るい現場にしていきたいですね。
- 石塚そうだね。大成建設の現場でないと、得られない強い絆や経験できない仕事があると思う。これからの会社の未来を背負っていけるように、一人ひとりが着実にステップアップしていこう。今日はありがとう。
- 一同ありがとうございました。
- 本日はありがとうございました。若手は様々な経験を積むことができる環境を享受しつつ、自ら成長しようとする意思が大切ですね。将来、大成建設の建築現場を担うホープとして、様々なチャレンジを続けていってください。